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2011年6月15日 (水)

「神聖ローマ帝国」は脱原発

先日のテレビ・ニュースで、ドイツ、スイスに続きイタリアも脱原発を決めたことが伝えられると共に、三国が色分けされたヨーロッパの地図が映し出されたのを見た時、「あっ、神聖ローマ帝国だ」と思ってしまった。

最近のプチ・マイブームは神聖ローマ帝国。フリードリッヒ2世(フェデリコ2世)は、自分にとってカエサルやナポレオンに匹敵するスーパー・リーダー。ようやくこの2月に、皇帝の出身地シチリアのパレルモを訪ねる機会を得ることができたばかりで、『神聖ローマ帝国』『図説 神聖ローマ帝国』(共に菊池良生・著)も読んだし、気分は神聖ローマ帝国(って、どういう気分だ)が続いてる。上記書籍の中で、神聖ローマ皇帝は、ドイツ王とイタリア王を兼ねて教皇から冠を受ける、と説明されていたのが印象に残っていたこともあり、ドイツとイタリア、そしてハプスブルク家発祥の地スイスの三国がつながった地図を見て、すぐに神聖ローマのことが思い浮かんだ次第です。

しかし、神聖ローマというと、チェコとオーストリアも含めるべきだなと思って、ついでに両国の原発政策を見てみると、チェコは原発推進、オーストリアは反原発なのだった。うう残念。このエントリのタイトルも正確には、「神聖ローマ帝国」はほぼ脱原発、となります。(苦笑)

さらについでながら、オーストリアは筋金入りの反原発国であることを知って、ちょっと驚き。1978年11月、完成していた原発1号機の稼働開始の可否を問う国民投票で、反対票が50.47%と、ぎりぎり過半数を獲得した結果、稼働が見送られて以来、反原発政策が継続されているというから、「参りました」って感じだ。現在もオーストリアは、フクシマ以後の反原発論議をリードしているとのこと。

しかし脱原発国も原発国から電力を輸入しているし、原発国で事故が起これば被害が及ぶのは避けられない。兵器にしろ発電所にせよ、核は要らないとなったら、廃絶しかない。・・・っていうのも現実には難しいよなあ。

ところで余計な話だが、オーストリアとドイツって、同じドイツ語の国だし、何が違うのかよく分からないなと思って、とりあえずウィキペディアを眺めると、民族的な説明はやっぱり何だかイメージがうまく掴めないが、宗教はオーストリアの78%がローマ・カトリックなのに対し、ドイツはプロテスタントが33%、カトリック31%、無宗教もしくは無神論30%とのことで、これは随分違うと感じた。しかしドイツって、プロテスタントが大部分の国かと思ったら違うんだな。それに、無宗教・無神論が3分の1って何なの?ニーチェの国だから?(苦笑) これもちと意外でした。

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