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2011年4月 8日 (金)

金の高値と「冷戦後」の終わり

金の最高値更新が続いている。指標となるニューヨーク先物は1トロイオンス1460ドルを突破。

本日付日経新聞に、過去30年の金価格のチャートが載っている。冷戦構造下の1979年末、ソ連がアフガニスタンに侵入。80年1月に金は875ドルまで急激に上昇、その後急落。冷戦終了後の90年代は上昇力に乏しく、99年には252ドルまで下落。

転機となったのは2001年の「9.11」。冷戦後のアメリカ主導の世界秩序に揺らぎが見え始めると共に、金の上昇が始まり、サブプライムショック後の08年には、79年の高値を上回る。ETFなどによる金の「金融商品」化という要因も加わり、金の上昇は加速。リーマンショックも乗り越えて1000ドルを超えた。

正直、金が79年の高値を超えたのは驚きだった。「戦争と革命の時代」の終わりはインフレの終わりを意味するとか言われてたので、冷戦が終わった後に、金が冷戦時代に付けた高値を抜くとは思えなかった。それがいつの間にか空恐ろしいくらいの高値になっている。

そもそも冷戦が終わったこと自体、驚きだった。自分が子供の頃には、第三次世界大戦は米ソが核ミサイルを打ち合って決着を付ける、なんて話がまことしやかに語られていたわけで。あるいは20世紀中に東西ドイツが一つになることはない、と言われていたのがあっさり統一されたりとか。ホントに驚きでした。

まあ、金の高値更新は、図らずもこの20年間の「冷戦後」が終わったことを示している、そんな感じだ。アメリカ一極支配やら、新自由主義やらの時代は過去のものになり、今は新たな世界秩序を手探りする局面に入っている、のだろう。こんな時に外交を停滞させちゃいけないのに、日本は天災に襲われて酷い目に合っている。踏んだり蹴ったり。

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