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2010年5月 5日 (水)

「ソラニン」マンガ&映画

たまには今のマンガを何か読まないといかんな、と思い立ち、浅野いにおの「ソラニン」を読んだ(全2巻で短いし)。読んだ後、現在上映中の映画化作品も見てみた。そしてまた、マンガをぱらぱらと見ている。

とりあえず映画のソラニン。セリフの言葉の転がし方なんかは今風なので、まあこういうもんかなとオジサンは思ったわけだが、作りそのものは割とオーソドックスな青春映画。これで男の子が暗い情念に捉われていて、女の子が脱いだりすると、70年代ATG映画になるよな~とオジサンは思った。

原作マンガでなぜだろうと感じたのは、主人公カップルが美男美女でないこと。脇役キャラにもいない。それがリアルってこと?

なので、原作の各キャラは実写の方が、かえって「美化」されてるって感じ。芽衣子は宮﨑あおいなので当然可愛いし、芽衣子のオカーサンはマンガではただのオバハンなのに、映画では美保純だし。種田君もよりシャープな印象の人物になり、マンガではデブキャラの加藤君でさえ、映画ではちょっとかっこいい。まあフィクションは、やっぱりある程度イケてる男女が出てる方が単純に楽しいので、自分的にはマンガより映画の方が好きになれた。

何より映画の方がいいと思うのは、音が出るってこと。当たり前だけど。だってバンドの話なんだもんね。いいじゃないですか、ライブ感覚。

それにしても、若者が社会(に出た後の人生)に対して抱くネガティブなイメージというやつは、今も昔もあまり変わらないのだろうか。確かにワタシも若かった頃、社会に出ると自分の可能性が全部失われる、ような気がしていたが・・・。(そんなこと無かったよ)

夢を追うことイコール社会を拒絶する、ことではないし、社会人になることイコール夢を捨てる、ことでもない。望めば、青臭く生きる大人になるとか、青臭く生きる場所を見つけることも不可能ではない。今の世の中、その程度には昔より進歩しているはずだ。

ソラニンの中に冴木というプロデューサーが出てくる。大手レコード会社でアイドルバンドを担当。もとはミュージシャンだったという設定。映画の中ではあまりセリフは無かったけど、マンガの中では終わり近くでこう語る。「あれから色々と思うところがあってね。今はこうして本当にいいバンドを探して、全国を歩きまわってるよ。本当はもっと割のいい仕事もあるんだが・・・・・・おかげで僕の会社での評判はガタ落ちだ」

冴木サン、あんた見た目は少し気取った感じだけど、いいやつだな。

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