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2010年4月 3日 (土)

「迎合」的性格という言い草

菅家さんの冤罪事件、いわゆる「足利事件」は、酷い話だなとは思うものの、正直かなり他人事という感じでニュースを眺めていたら、4月1日に公表された警察庁及び最高検の検証結果の中から、これは気に入らねえ、っていうエモーションを呼び起こす表現が伝えられた。菅家さんの「迎合の可能性がある」性格が、虚偽自白の一因になった、という下りである。

とんでもない言い草で、「迎合」させたのはどこのどいつだよ、って感じ。連中はやっぱり全面的には責任を認めたくないんだな、というのがありありと判る。とりあえず専門家の意見を引用する。(4月2日付日経新聞より)

浜田寿美男・奈良女子大名誉教授(法心理学)の話
虚偽自白に至った「迎合」の要因を菅家さんの性格に求めたことは問題で、検証結果では取り調べの実態を認識していないと思わざるを得ない。「この人が迎合性が高い」というのは結果論。実際は、どんな人でもつらくなって虚偽自白に追い込まれる恐れはある。一番の課題は、有罪前提で相手の言葉に聞く耳を持たない「謝罪追及型」の取り調べの払拭だ。足利事件はこの問題を突きつけている。要因を矮小化してしまうと、今後同じようなことが起こっても、冤罪を見抜けないことになるだろう。

・・・まあ冤罪で取り調べを受けるはめになった時は、「私は迎合しやすい性格なので気を付けてください」と先に宣言したほうがいいかな。とか。

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