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2010年2月13日 (土)

映画「新しい人生のはじめかた」

ダスティン・ホフマンといえば「卒業」だ。(古いっす)
いや「クレイマー・クレイマー」「レインマン」かな。(実は観てない)
そうそう「わらの犬」があった!(スーザン・ジョージたまらんかった~)

さて公開中のダスティン・ホフマン主演映画、「新しい人生のはじめかた」の舞台はロンドン。ヒースロー空港内にあるバーの中で、中年シングルの男女が出会う。男はハーヴェイ・シャイン、CM音楽の作曲家、バツイチのアメリカ人。娘の結婚式に出席するため、ロンドンにやって来た。女はケイト・ウォーカー、空港で働くイギリス人。二人はそれぞれに、前夜の社交の集まりで「場違い」気分を味わって寂しさを感じていた。シャインは、結婚式前の親戚同士の会食で浮いてしまい、さらに娘からバージンロードは義父と歩くと告げられる。ケイトは、職場の同僚に年下の男を紹介されたものの、偶然相手の友達に合流されてしまい、居心地の悪い時間を過ごす。翌日、結婚式後の披露宴は欠席して、仕事でとんぼ帰りするはずだったハーヴェイは、飛行機に乗り遅れた挙句、上司に連絡すると「戻る必要はない」と言われてしまう。昼間からバーでヤケ酒をあおるハーヴェイの目に止まったのは、空港到着時に僅かな言葉を交わしたケイトだった・・・。

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言うまでもなくホフマンはアカデミー賞俳優、ケイトを演じるエマ・トンプソンは、自分は初めて見る人なのだが、こちらもやはり「演技派」ということで、確かにこの出会いの場面は、二人とも「普通の人」を自然に演じてさすがである。ケイトは空港勤務の傍ら、小説の書き方講座に通っているし、図書館司書か博物館学芸員のような知的な感じの女性。でも身体つきはがっしりしてるけど(笑)。もともと主演俳優二人のイメージで脚本が書かれたそうで、まあ初めて見たせいもあるけど、殆どケイト=エマとワタシには思われました。そうそうハーヴェイが文学作品のタイトルと作者は知っているのに、中身は読んでない、というのは、ワタシと同じだと思いました。(苦笑)

難点を挙げると、ハーヴェイがケイトにそこまで惚れ込んじゃう、その理由がそれ程明快には伝わってこない。すれ違いの場面も、二人ともケータイ持ってるのになあと思ったりする。ラスト近くに、上司からの電話で「客の気持ちが変わったので戻って来い」と言われるのも、やや取って付けた感がある。

しかし最後の場面、ハーヴェイのセリフに、しみじみ共感できるのでまあいいか・・・傷ついたり失望するのが嫌で恋愛を避けるようになってしまったケイトが「私たちうまくいくと思う?」と尋ねると、ハーヴェイは「まるで見当もつかない。でも頑張る。約束するよ」と答える。この先には嬉しくない結果が待っているのではないかと恐れを抱くのも、先の事は分からないならば尚更、意識的な努力は大切だと理解するのも、人生経験の積み重ねがあればこそ、だよな。

しかし、こういう「中高年恋愛映画」(不倫系じゃなくてシングル同士のね)は、これからもっとたくさん作られてもいいような気がする・・・と、中高年独身者であるワタシは思ったのだった。

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