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2009年12月 4日 (金)

ドルの大底は74円(若林栄四)

現在のドル円相場の変動は、長期的なドル安・円高の最終局面とみるのは若林栄四氏。ドルは来年2月に80円前後まで下落した後、いったん反発に転じると読む。12月3日付のブルームバーグニュースからメモする。

来年2月にドル・円相場がいったん底打ちする理由は、翌3月頃に米国で雇用者数の下げ止まりやドル安進行を受けたインフレ懸念が台頭し、長期金利が上昇するため。

金相場は同時期に1オンス=1500ドル程度で天井を打つと予想。インフレ懸念と利上げ観測で長期金利が世界的に上昇する中、金利が付かない金は暴落に転じるだろう。

ドル・円相場は5年ごとに底値をつけ、その後は結構大きく戻る。95年4月の79円75銭から98年8月の147円66銭、99年11月の101円25銭から02年1月の135円14銭、05年1月の101円68銭から07年6月の124円13銭への反発。

戻り高値の水準は徐々に低下し、反発の幅も縮小している。来年3月からのドル高・円安は秋口で終わり、90円台に乗れば御の字だ。底入れから18-20ヵ月後に、歴史的な大底を見る。

長期的なドル安・円高の分析。第1の波はニクソン米大統領が71年8月に金とドルの交換停止を発表し、12月のスミソニアン協定でドルが主要通貨に対して切り下げられるまでの360円から、78年10月の177円5銭まで。第2波は95年4月の戦後最安値79円75銭まで。最後の第3波が11年の秋につける74円前後だ。相場は3段下げで終わる。

米国経済は13年までもたつくが、その後は長期的なドル高・円安基調に転じると予想。ドル高・円安への転換により、輸出競争力の低下や生産拠点の海外移転が止まり、雇用や地価、地方経済、税収、株価などに好影響が及ぶ。今は陰の極だが、日本の将来は明るい。

・・・当たるかどうかは別として、なかなか先の事が見通しづらい相場というものについて、ストーリーを語れるというのは、やっぱり才能なんだろうなあと感心する。

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