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2009年8月25日 (火)

「大原麗子」は他人事じゃない

女優・大原麗子の死(享年62)は他人事ではない、と言えば、それは一般的には、「孤独死」をどう防ぐか、という話になるのかも知れないが、自分が思うのはもう少し別の事柄だ。それは闘病あるいは病苦がもたらす孤独の深さには、普通の人間には耐え難いものがあるのではないか、つまり「孤独死」よりも「孤独」そのものが気になるのだ。

今回、ギラン・バレー症候群という病気の名前を初めて知ったのだが、神経が不調になり手足に力が入らなくなる難病とのこと。女優はこの病と闘いながら一人で暮らしていたという。

ギラン・バレーは難病といってもその程度は人によって差があるらしくて、最近、釈由美子も症状の軽いやつを一時患っていたらしい。調べてみると、ルーズベルト大統領はポリオ(小児麻痺)ではなくてギラン・バレーだったという説もあるとか。何にせよ、自分も脊髄腫瘍という病変を経験したものだから、神経や筋肉に変調をもたらす病の話には、かなり敏感になってしまう。

闘病の孤独、この病に向き合うのはこの私だけだ、という孤独を癒すのは容易ではない。健常者の感じる孤独は自由の証でもあると言えるだろうが、身体の故障や変調がもたらす孤独は、不自由と共にある他はないからだ。その病がありふれたものではない場合、なおさら孤独も深いものになる。

ほぼ一年前のことになるが、草柳文恵の自殺(享年54)も病苦が原因だった。闘病や病苦のもたらす孤独の深さは絶望につながるとしても不思議はない。

ギラン・バレーはインフルエンザの合併症の一つとか。発症する確率は低いらしいが。御時世的に、余計に怖いな。

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