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2009年2月 5日 (木)

「一般職」志望の男子たち

雇用における男女平等の浸透か、それとも新しい価値観による行動なのか・・・総合商社「一般職」に応募する男子学生が現れた――「ダイヤモンド・オンライン」今日付の配信記事からメモ。

不況が深刻化した1990年代後半、各商社は正社員の一般職採用を凍結して派遣社員に切り替えてきた。しかし事務作業の高度化などによって有期で非正規雇用の従業員に任せにくい業務が増えたことから、大手商社はここ数年で相次ぎ一般職採用を復活させてきた。

ここでネックになったのが、2007年に施行された改正・男女雇用機会均等法である。従来の女性に対する差別を禁止する法律から、男女双方に対する差別を禁止する法律に変わったことで、女子学生に絞った一般職の採用はできなくなり、形式上は男子学生にも一般職への門戸が開かれた。

そこに目を付けたのが安定志向の男子学生たちだ。2007年に一般職の採用活動を再開した丸紅には、採用枠30人に約5000人もの応募があり、そのなかに「数%の割合で男子学生がいた」と同社人事部は明かす。他の総合商社も同様で、割合こそ多くないが、男子学生からの応募が一定数あるという。「今年になってさらに男子の応募が増えた」という商社もあった。

就職情報サイト「マイナビ」の栗田卓也編集長は「学生の会社選びは今まで以上に多様化してきており、昇進や昇格に興味を示さないタイプの学生が増えているからでは」と一般職志望の男子学生について分析する。

・・・確かに「総合商社の一般職」ならば、「ちょっと給料の良い公務員」ともイメージできるだろうから、「そこそこ」働くつもりの男子には、お仕事として魅力的なのは分かる感じがする。とはいえ今のところ、応募者はいても採用には至っていないということで、企業側としてもどう扱うものか苦慮している様子。近頃目にする「草食系」という言葉は、恋愛関係に対する若い男の姿勢を表現しているらしいが、「総合職」的出世をガツガツ目指すのではない、穏やかな「一般職」志向というのも、「草食系」男子の価値観と言えるんじゃないだろうか。

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