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2009年1月27日 (火)

「オバマ演説」の魅力

オバマ大統領の演説が人気だ。その魅力の秘密は何か。ベストセラー「オバマ演説集」の解説を担当した鈴木健・津田塾大学准教授の分析をメモしてみる。(本日付日経産業新聞記事より)

最初と最後が大事だ。「変化」「希望」と最初に分かりやすい概念を提示し、次に具体的に展開して、最後に決めのクライマックスを作る構成がうまい。ネット時代になり、人の注意が持続する時間はいっそう短くなった。簡潔な言葉を繰り返すのは的を得ている。

オバマ氏は「こう言います、願います、信じます」のように三回繰り返すテクニックも多用する。リズムが生まれ、聴衆の注意を引きつける。

主語の使い分けも戦略的だ。オバマ氏は「あなた」や「我々」を勘所よく使った。聴衆と同じ目線に立つ姿勢が共感を得ている。

・・・導入部は単純明快に、展開は具体的に、クライマックスまで持っていく構成を充分に整えておく。繰り返しの生み出すリズムの力を効果的に使う。要所要所で聴衆との一体感を盛り上げる。これらは、演説のテクニックという程でもない、基本的なハウツーとも思えるが、だからこそオバマ演説は、演説のお手本と言ってよいのだろう。とはいえ演説も人前で行うパフォーマンスである以上、話の内容に工夫が求められるだけではなく、やはり演説者その人のキャラも大きな要素。真っ直ぐに人々の心に届く演説を行う時の、オバマ大統領の勢いを感じさせる姿は、「絵になる」ということなのだろう。大統領選挙中、遊説するオバマ氏は「ロックスター」にも例えられたようだが、確かにロックのライブのように人々に感動と興奮を与えるのが、最高の演説ではないかと思える。

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