2008年の経済書
「週刊東洋経済」と「週刊ダイヤモンド」の年末年始合併号に、今年2008年の経済書ランキングが掲載されている。ベスト10の書名と著者を以下に。
東洋経済
1.資本主義は嫌いですか(竹森俊平)
2.現代の金融政策(白川方明)
3.大暴落1929(ジョン・K・ガルブレイス)
なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか(チャールズ・R・モリス)
5.すべての経済はバブルに通じる(小幡績)
6.暴走する資本主義(ロバート・B・ライシュ)
7.市場リスク 暴落は必然か(リチャード・ブックステーバー)
8.なぜグローバリゼーションで豊かになれないのか(北野一)
波乱の時代 特別版(アラン・グリーンスパン)
10.禁断の市場(マンデルブロ、ハドソン)
ダイヤモンド
1.現代の金融政策(白川方明)
2.暴走する資本主義(ロバート・B・ライシュ)
3.アダム・スミス(堂目卓生)
4.ルポ 貧困大国アメリカ(堤未果)
5.経済は感情で動く(マッテオ・モッテルリーニ)
6.雇用、利子および貨幣の一般理論(ケインズ)
7.格差はつくられた(ポール・クルーグマン)
8.現代税制改革史(石弘光)
9.松下電器の経営改革(伊丹敬之ほか)
10.反貧困(湯浅誠)
同じ「ベスト経済書」という企画ながら、かなり趣きの異なったランキングかと。両誌のベスト10に共通しているのは、『現代の金融政策』と『暴走する資本主義』の2冊のみ。また、東洋経済1位の『資本主義は嫌いですか』は、ダイヤモンドでは20位と、個別では評価の分かれる本もある。
アンケート対象者数は東洋経済が61人、ダイヤモンドが213人。回答者は学者、エコノミストなどだが、東洋経済の氏名一覧を見ると、実務家であるエコノミストの比率が高いことが影響して、金融市場関係の本が多く選ばれているのかなと思う。自分も証券会社勤めなので、東洋経済のランキングの方に馴染みがある。『資本主義は嫌いですか』と『すべての経済はバブルに通じる』は、いちおうこのブログにもメモしてみたし。
いくらランキング上位でも、白川日銀総裁の本は、ワタシのような一般人は読まないし、多くランキング入りしている翻訳モノも、テーマには興味を持てるとしても、正直なかなか手が出ない。ダイヤモンドの6位は岩波文庫から出た新訳だけど、こういう古典は誰かに教えてもらいながら読む方が良いのかなと思ったり。貧困も重要な問題だけど、本を読むよりもテレビで関連モノを見てしまうという感じです。
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