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2008年11月 3日 (月)

大統領選挙投票日の理由

明日11月4日はアメリカ大統領選挙の投票日。大統領選挙の投票日は「11月の第1月曜日の翌日」と決まっている。その理由について、「週刊ポスト」で池上彰が執筆しているコラム記事からメモ。

その理由は2つあります。アメリカはキリスト教国家であることと、規定が定められたのは、まだ交通機関が発達してない時代だったからです。

アメリカという国は、ヨーロッパで抑圧されたキリスト教徒が大西洋を渡って来て建国しました。大統領が就任式で聖書に手を置いて宣誓するように、さまざまな所にキリスト教の思想が存在します。

日本では、選挙の投票日といえば日曜日ですが、これは宗教の観念に無頓着な日本人ならではの設定です。日曜日はキリスト教徒にとって安息日。仕事をせず、教会にお祈りに行った後は自宅で静かに過ごすことになっています。日曜日に投票など、とんでもありません。

だったら月曜日でよさそうなものですが、この制度ができた建国当初は、交通機関は馬車しかなく、投票所から遠く離れた場所に住んでいる人たちが大勢いました。こういう人たちは、月曜日が投票日だと、安息日の日曜日に自宅を出発することになります。これでは安息日になりません。そこで火曜日にしたのです。

それなら、「11月の第1火曜日」と定めればよさそうなものです。ところが、これだと、11月1日になる可能性があります。11月1日は、キリスト教徒にとっては「万聖節」。「諸聖人の日」とも呼ばれ、すべての聖人と殉教者を記念する日。この日に投票に出かけるわけにもいかなかったのですね。万聖節の前夜のハロウィーンばかりが知られ、万聖節を祈りの日にする人が薄れ、交通機関が発達しても、制定当時の規定が守られているのです。

・・・何事にも理由がある。んだけど、ややこしいのう。ちょっと補足すると、11月という月に関しては、農作業の終わった頃という事らしいです。まあとにかくこの「火曜日の投票」が示すのは、アメリカというのは「宗教国家」である、そしていっぺん決められてそれでずーっとやってきた事はなかなか変えられない、ってことですかね。

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