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2008年10月25日 (土)

恐慌プライシングの是正

武者陵司・ドイツ証券副会長は、現在の恐慌価格ともいえる資産価格の下落は、合理的な妥当性があるというよりも、売りが売りを呼ぶ悪循環が生み出した心理による部分が大きいと見ている(「週刊金融財政事情」10月20日号)。つまり、この心理を反転させれば、恐慌価格も是正される、ということで以下にメモ。

ここで決定的に重要なのは恐慌プライシングの是正である。そのためには、恐慌の可能性を否定することである。現在、住宅ローン債権をはじめさまざまな資産価格が恐慌価格となっている。恐慌つまり大失業と大倒産が現実のものとなれば、平時から考えれば極端な売られすぎの資産価格も正当化される。

何が恐慌を食い止める力となるか。それはレバレッジの肯定、リスクテイクの肯定の心理を強めることである。ここでは徹底的なリレバレッジ政策、心機一転の総合的なデフレ対策が必要である。その焦点は金融機関への資本注入に加えて、より根源的な不安である住宅価格の底入れを確信させる財政政策となろう。減税や公的低利住宅融資スキームの創設は必至であろう。恐慌対策の専門家たるバーナンキFRB議長に率いられたアメリカにおいては、対デフレ政策は結局勝利するだろう。

そして首尾よく恐慌の可能性が否定されたときには、劇的な資産価格の暴騰が起こるはずだ。

・・・理屈っぽく書かれてはいますが、要するに適切な経済対策が打たれれば、株価は反転上昇するってことなんでしょう。当たり前っちゃ当たり前ですが。
(まあ現状は対策云々より、ファンドの売りが収まるのを待つしかない、って感じですが)

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