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2008年8月29日 (金)

最長景気、終了

好景気は終わったそうだ。えっ、景気って良かったの?って感じだが、本日付日経新聞「戦後最長景気 実感なく幕」からメモ。

エコノミストの間では、昨年末から今年初めに後退局面に入ったとの見方が大勢。仮に07年12月まで回復局面だったとすると、景気の拡大期間は71ヵ月。これまで戦後最長だった「いざなぎ景気」(1965年11月―70年7月、57ヵ月)を上回り、「バブル景気」(86年12月―91年2月、51ヵ月)もはるかにしのぐ。

回復期間も記録なら、成長の伸びが小さかったことも記録的だ。戦後の景気拡大局面の期間中の平均成長率(実質年率)を試算したところ、今回(02年1-3月期から07年10-12月期まで)は2.1%。いざなぎ景気の11.5%、バブル(平成)景気の5.4%に比べはるかに低く、GDP統計が整った55年以降で最低となった。これでは成長を実感するのは難しい。

輸出頼みの鮮明さも記録的といえる。08年度の経済財政白書の分析では、実質GDPの伸びに対する輸出の寄与度は61%と、過去の景気回復局面で最大。個人消費の37%、設備投資の31%を大きく上回った。中国やロシアといった新興国向けに輸出が急拡大したことが背景にあるが、こうした輸出依存の体質が、逆に世界経済の減速の影響をもろにかぶる脆弱さを招いた。

この景気を何と呼ぶかをエコノミストに尋ねたところ、外需主導の「新興国特需景気」「グローバル化景気」、家計への波及力が弱い「所得増なき景気」「賃金停滞景気」、好況感に乏しい「無実感景気」「もやもや景気」「惰性景気」などのネーミングが返ってきたという。何か全体的にサエない。

まあ確かに「惰性景気」というか、何となく続いた「だらだら景気」って感じ。景気拡大の理由としては「新興国特需」なんだろうけど、あんまり説明的なのもネーミングとしては決まらないので、やはり「グローバル景気」(化を付けると噛みそうだ)が無難かな。

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