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2008年3月10日 (月)

「未婚化」克服は「婚活」で

今週の「週刊東洋経済」(3/15号)に掲載されている山田昌弘・東京学芸大学教授のコラム記事(少子化を防ぐには「婚活」支援が必要)からメモ。

日本で少子化が進んだ要因は、結婚する人が少なくなったことにある。
私は未婚化の主因は、若者の経済状況の悪化にあると判断している。

ただ、今の若者を観察していると、結婚に至るプロセスが20年前とまったく変わったことも、大きな要因として挙げられる。80年ごろまでは、就職と同じように「流れに乗っていれば」、ほぼ全員が自動的に結婚に至るシステムが用意されていた。

しかし、男女交際が活発化し、自由になる。そして、結婚後のライフスタイルの選択肢が増える。すると、かえって、結婚がしにくくなってきたのだ。
それは、①出会いに格差が生じ、②未婚男女が出会っても、お互いが好きになる確率は低下する。相手に対する選択肢が多くなればなるほど、自分が選択されない機会が増えるからだ。
また、たとえ恋人になったからといって、結婚するとは限らなくなった。結婚後の生活の選択肢が
増えただけ、2人のすり合わせが必要になってくる。そうしている間に、破綻して別れることも多くなる。

つまり、黙っていたら、①結婚にふさわしい異性に自動的に出会えない、②異性と出会っても、相手から選ばれない、③恋人になっても結婚に至らない――。かくして、日本社会では未婚化が進行することになる。

つまり、「就活」しなければよい就職ができないように、主体的に努力しなければ結婚ができない時代に突入したのだ。①を防ぐためには、積極的に異性と出会う場に行く。②を防ぐためには、自分の魅力を高める。③を防ぐためには、将来の結婚生活に関するすり合わせを積極的に行う。

これらの活動を山田先生は「婚活」(結婚活動の略)と呼び、「婚活」を公的私的にサポートすることが少子化対策になると説く。

・・・「自然な出会い」を待つだけでは、おそらく何事も起こらないまま時が過ぎていく。結婚したいのならば、常に意識的に努力することが必要。シビアな時代だと思う。

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