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2008年2月 4日 (月)

お見合いか合コンか

本日付日経新聞に、お見合い復権を唱える内田樹・神戸女学院大学教授のインタビュー記事(お見合いで弱者救済を 結婚こそ「安全ネット」)がある。「結婚は生きるためのコストやリスクを減らすから本来、弱者のための生存戦略」であるとして、内田先生は自らお見合いをセットしてまで、若者に結婚を勧めている。とりあえず結論的部分のメモ。

「皆、自分の強さを過大評価しすぎです。一人で生きられるのは強者だけ。人間の大多数は弱者なんです。弱者でも幸せに生きることができるのが社会のはず。人間として信頼できると周りの人間が判断し、引き合わせる見合いはいい仕組み。ベストパートナーを夢見て一人でいるより、縁があった人と結婚する中で『他人と一緒にうまくやっていく』知恵や技術も見につく。共同体で生きるためのマナーにもつながると思うんです」

先生は合コンには批判的だ。

「合コンは恋愛市場における勝者総取りシステム。勝つ人間が勝ち続けるから見合いの代わりにはなりません。生涯のパートナーに出会えないのは自由競争に負けた自己責任だから仕方ない、などと納得してほしくないんです」

ところで、今週の「読売ウイークリー」(2/17号)特集記事は、そのタイトルも「合コンは日本を救う」(笑)。記事は経験談やアンケート結果などで構成されているが、とりあえず国立社会保障・人口問題研究所の調査(夫婦が出会ったきっかけ)によると、2005年に「職場や仕事で」(30%)を僅かの差で抜いてトップになった「友人・兄弟姉妹を通じて」(31%)の中に一定数、合コンが含まれていると推測されるとのこと。

お見合いにせよ合コンにせよ、広い意味での「紹介」が、結婚への入口として重要度を増しつつあるのは確かなようだ。非婚化・晩婚化に歯止めをかけるには、「紹介の輪」を広げる国民的運動を起こす必要があるかも知れない・・・(おいおい)。

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コメント

内田樹教授はお見合いのすすめ以前に、世にはびこる恋愛至上主義批判から始めるのが思想・哲学にかかわる学者としての義務なのではないだろうか。

恋愛結婚が見合い結婚より偉い、という風潮は確かにありますよね。

恋愛至上主義に批判的な文章を多く著している、呉智英さんはどこかで「恋愛論の横綱になるよりは、恋愛の小結になりたいものだ」と書いていました。私もせめて、恋愛の前頭ぐらいに成りたいものです。

投稿: 秘密組合員 | 2008年2月 5日 (火) 00時31分

秘密組合員様、
内田先生の合コン理解は観念的というかマンガチックだし、お見合い復権という方法論も時代錯誤的な印象は免れないと思いますよ。

「ロマンチックラブイデオロギー」批判(フェミニスト系)、「恋愛の超克」(小谷野敦)など、「恋愛」を疑う視点も重要なのは間違いないです。

ただし自分に関して言うと、恋愛の才能は無いと自覚しているので、超克もヘッタクレもありませんが。(苦笑)

投稿: donald | 2008年2月 6日 (水) 23時08分

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