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2008年2月 8日 (金)

「日本経済は一流ではない」

1月18日、通常国会での演説で「もはや日本の経済は一流ではない」と述べた大田弘子・経済財政担当大臣。人口減少下の成長実現という難題解決を訴えるため問題提起を行ったという大臣自ら、本日付日経新聞「経済教室」に寄稿しているので要点をメモ。

経済演説では、世界の国内総生産(GDP)に占める日本の地位の低下を例として挙げた。しかし、問題は、単にGDPという経済の規模だけではない。今後、GDPが伸びる力をもっているか、将来への成長力こそが問われる。この観点から、日本経済は三つの大きな問題を抱えている。

第一は、サービス産業の生産性が低いことだ。
第二は、金融資本市場や航空、港湾など経済インフラの国際競争力が低いことだ。
第三は、人材を生かしきれていないことだ。
これら三つの問題は、人口が減る日本で成長エネルギーが細っていくことを示している。

成長力をつけるために必要なのは、①弱みを克服すること②強みを伸ばすこと③世界のパワーを取り込むことの三点である。
日本経済の「弱み」は、前述のようにサービス産業の生産性の低さに加え、労働力人口が減ることである。「強み」は技術力、なかでも省エネなどの環境技術だろう。「世界のパワー」を取り込むには、日本への投資を増やすとともに海外との経済連携を強化し、金融資本市場など
世界への窓口になる分野を改革することが必要である。

日本経済の最大の「強み」は、柔軟に自己変革する力だと私は思う。ところが過去の成功体験に引きずられ、日本経済の柔軟さが失われている気がしてならない。

・・・改革の内容は明快ではあるが、この10年以上言われ続けてきたようなことでもある。なので、そういう改革が実行されない、できないというのは、日本経済がもはや一流ではないという以上に、日本人の質が低下しているのではないかと何だか心配になる。

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