« 「怪獣と美術」展 | トップページ | ブラックマンデーの教訓 »

2007年10月14日 (日)

講座「決算書がスラスラわかる」

時々、「決算書がわかる」類の本を買う。しかし自慢じゃないが、まともに読んだためしがない。タイトルに「図解」と付けられた本ですら、ちょっと眺めておしまい。これは本を読もうとするより、誰かの話を無理矢理聞かないとダメかなと思って、先日「決算書がスラスラわかる」という講座(朝日カルチャーセンター)を受けてみた。

講師は経営コンサルタントの国貞克則氏。今年の春に出した著書『財務3表一体理解法』(朝日新書)がよく売れているとのこと。講義では、その本から主要部分を抜粋したレジュメが配られ、事業活動のシンプルなシミュレーションを想定して、会社設立(資本金)から、借り入れ、商品仕入れ、販売・・・税金、配当金の支払いまで、順を追って実際に数字を記入しながら、貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)、キャッシュフロー計算書(CS)の連関を見ていくという進行。

重要なことは、まず財務3表の連関ということでいえば、①PLの「当期純利益」が、BSの「純資産の部」の「利益剰余金」とつながっている、②CSの「現金及び現金同等物の期末残高」と、BSの「現金及び預金」は基本的に一致する、③PLの「税引前当期純利益」がCS間接法の出発点になる、ということ。さらに会社の事業活動に伴う財務3表の変動においては、会計上の収益を表すPLと、現金の動きを表すCSの数字の動きにはズレがあることも押さえる必要がある。PLに売上が計上されても、掛売りであれば売掛金が回収されるまでは営業キャッシュフローの数字は動かないし、会計上の費用としてPLに計上される減価償却費もやはり営業キャッシュフローの数字を動かさない等々、実際にドリル形式で数字の動きを追っていくと、財務3表のつながりというやつが、おぼろげながら分かったような気になった。

しかし何というのか、会計や財務、証券分析の類の勉強は、実際に手を動かして問題を解くというやり方をしないとなかなか理解できないのだな。これに対して本を読んで考えりゃいい、というのが人文系の勉強。自分はどっちかというと、人文系の方に馴染んでしまっているので、問題を解く勉強は何だかメンドくさい。年を取って体力、集中力が落ちてるのでなおさらそう感じるよなあ・・・。

|

« 「怪獣と美術」展 | トップページ | ブラックマンデーの教訓 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/174032/8398713

この記事へのトラックバック一覧です: 講座「決算書がスラスラわかる」:

« 「怪獣と美術」展 | トップページ | ブラックマンデーの教訓 »