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2007年9月29日 (土)

「バブルは防げない」

本日付日経新聞掲載の、グリーンスパン前FRB議長のインタビューからメモ。

(今回の危機を過去の金融危機と比べると)
1987年の株価暴落(ブラックマンデー)とは、恐怖が価格を決める支配力になったという点のみで似ている。極端な形で流動性不安が起きた点では、98年の米ヘッジファンド、LTCMの破綻に伴う危機やロシア危機の方が近い。

(証券化市場が舞台になった初の危機だ)
問題は証券化市場そのものにはない。(証券化された)サブプライムローンの値付けが適切でなかったということだ。例えば、格付け会社がサブプライムについてもっと低い格付けをしていて、実際にはそれよりちょっと良かったという形になっていれば今回の危機は起きなかった。

(危機がグローバルに広がる時代に金融当局はどう対処すべきか)
危機は予測できない。バブルの発生を予想したり、それを正常な状況で取り除くのも不可能。重要なのはバブルが崩壊した時に、(その悪影響が)生産や雇用を大きく減らすことなくうまく吸収されるように、柔軟な経済システムをつくっておくことだ。

(技術革新やグローバル化に伴う貧富の差の拡大を懸念する声も増えている)
新しい発明と歩調を合わせて人々の技術的能力が高まるわけではない。低い技能しかない人は賃金が低下し、高技能の人は給与が大幅に上がっている。民主社会にとっては危険な傾向だ。富が公平に分配されていると人々が思わなければ、資本主義への支持も得られない。教育によって人々の技能を高め、それによって所得水準を上げていくことが重要だ。

・・・バブルの膨張と崩壊など金融危機は予測できない。やっぱり先のことは分からないってことです。証券会社に勤めていながらこんなこと言うのもナンですが。

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