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2007年9月10日 (月)

株価とサブプライム

今週の「週刊エコノミスト」(9/18号)の特集は「株価大動乱」。グローバル経済分析の両雄、武者陵司氏と水野和夫氏がサブプライム問題についてコメントしているのでメモ。

(サブプライム問題の深刻度)
水野:日本の不動産バブル崩壊以上に深刻
武者:日本の不動産バブル崩壊に比べれば、はるかに軽微

いきなり真逆。(汗)

(収束時期)
水野:3~4年後
武者:ネガティブサプライズが出尽くすのが10月

これまた対照的。(汗)
でも、サプライズは近いうちに出尽くすとしても、その後の影響度はまだ計り知れないという感じ。

(理由)
水野:90年代後半から米国経済を牽引してきた住宅価格の上昇、それに下支えされた個人消費の拡大が終わった。住宅投資を含めた個人消費は米国のGDPの約76%まで達しており、ここの拡大が止まったから、成長率は1.0%前後まで低下する。
武者:事態が信用収縮、サブプライムローンだけにとどまるか、または需要収縮の悪循環が起こるか、に尽きるが、今の米国経済にはリセッション(景気後退)の条件が整っていない。今は企業部門が健全なので、雇用も賃金も順調で、それが家計所得を支え、消費の源泉になっている。信用の問題では当局が手を打つことは確かだろう。住宅の落ち込みも最悪期を過ぎた。

(今後の注目点)
水野:9月以降、FRBとECBが連続的な利下げに転じるか、どうか。米利下げの際、ドル下落をどう防ぐかが今後の大きな注目点である。
武者:①金融緩和、FF金利の引き下げ、②財政的なサブプライム救済策、③米国景気の減速具合。

で、年末までの株価予想は、水野氏が日経平均14500~16500円、NYダウ11000~13500ドル、武者氏が日経平均16000~19900円、NYダウ13000~14000ドル。武者氏は強気を残しているが、おそらく今年はもう相場の高値更新は無いという感じがする。

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